シークレットメイジ ガイド
こんにちは。先月からまたHearthstoneを楽しんでいます。すみねこです。
ブログの記事が書きたかったのと、いい感じでレジェンドまで上がることができ、最近なにかと話題なシークレットメイジに乗っかってガイドを書きます。
1.今月の戦績
はじめにデッキリストを以下に。
ランク5星1~レジェンドまで
90試合中 55-25 勝率約69%
ランク6から使った試合もあわせると全戦績で58-28の勝率約67%でした。
全86試合のヒーロー別戦績
一番多かったマッチアップがシークレットメイジのミラーでしたが、パイロスを入れてからはミラー相手には非常に強く相手をすることができました。
2.マリガン
最優先で欲しいカード
- マナワーム
- メディヴの使者
- 魔法学者
次点
- パイロス
- キリントアのメイジ+魔法学者
後攻であれば
- キリントアのメイジ+秘策(アイスブロック以外)をキープすることも
※フロストボルト、おしゃべりな本はマリガンです
フロストボルトに関しては相手がアグロドルイド、海賊ウォリアーの場合は一考する価値があります。
3.カード採用理由、働きなど
1マナ
・マナワーム
スタッツ1/3が強い環境なので単純に強いです。
相手も放っておけないミニオンなので優先的に処理を誘えるのも○
・おしゃべりな本
デッキ外からスペルを引っ張ります。
リソース勝負のときに役立ちますし、鏡の住民をスカすのにも。
このカードの強みは中盤や後半に引いても、ランダムではありますがスペルを引
能力を持つスペルがあり、強力なものも多く、僕は使っていて違和感はありませんでした。
このデッキはマナが余ることも多いのでその際に出しやすいのも良い点です。
でも採用を考えてもいい枠でもあるかもしれません、その場合は2~4コスのスタッツが強いミニオンが欲しいなあとも感じます。
2マナ
・魔法学者
このカードのおかげで秘策メイジというデッキが成立します。
後攻1ターン目でコイン使ってよく出します。
・メディヴの使者
成立する理由その2。
マリガンは絶対キープ。
5マナで秘策+使者のムーブはよくします。
クエストローグ相手は素出しすることもあります。
・パイロス
強くなって復活する鳥。
2コスで出すミニオンとして、リソースが切れてからのフィニッシャーとして活躍。
プリーストの狂気ポーションで奪われたら絶望。
・フロストボルト
入らないメイジのデッキがあったら教えてください。
除去札、フェイス削るのにはもちろん、ヘルスが大きいミニオンの足止めにも使ったり(メディヴやアレクストラーザやハイメインなど)。
・始原の秘文
スーパー万能カード。メイジが環境にいる原動力。
使うのはマナコストが余ったとき、困った時。
アグロ系にはAoE系スペル。
ミッド系には炎の大地のポータルや火力スペル。
コントロール系には魔導書や動物返信や呪文相殺。
3マナ
・キリントアのメイジ
アタックが4あるのが好きです。
素出しもするよ。
・鏡の住民
強いときもあれば弱いことも。
プリーストや挑発・コントロールウォリアー相手には滅法強いです。
相手の強いミニオンが出てきそうなターンに合わせれるといいですね。
・呪文相殺
秘策No.1で強いと思います。
相手のコインは切った後に使う方がいいですね。
こいつも相手の次に打ちたいスペルを邪魔できるとこで発動できるとより強いです。
・アイスブロック
結構長い試合になることも多く、多くのメイジが採用しているのでこのカードの有無が試合の結果に直結することがあります。
ただ、試合展開を有利に運ぶことのできるカードではないので1枚採用で十分でしょう。
・魔力なる知性
マナが余って暇な時に打ちましょう。
後半を見据えれるこのデッキでは採用です。
4マナ
・イセリアルの魔術師
4マナミニオン候補カードの1枚。
効果を発揮するために秘策が必要なので使いにくい…という感覚も。
ウォーターエレメンタル2枚にしようか迷いましたが死ぬほど不便というわけでもなかったのでそのままにしていました。
アイスブロックを採用するならこのカードの採用もアリ、という感じです。
僕はウォーターエレメンタルの方が使いやすかったです。
・ウォーターエレメンタル
4マナミニオン候補カードの1枚。
最低限のアタック、ヘルスの高さ、海賊ウォリアーへの圧をかけられる点で強いです。
メイジがこのカードにファイアーボールを切らざるを得ないのも強いところ。
イセリアル抜いてこれ2枚でもオッケーという感じ。
・ファイアーボール
ただただ強いです。
ミニオンを横並べした後、高スタッツミニオンが出たらこいつを吐きましょう。
中盤~終盤は盤面に固執してヘルスを削る判断を疎かにしないように。
6マナ
・カバールのクリスタルの運び屋
一番多いパターンは5~6コスで秘策+(2コスに下がった)このカードみたいな。
余裕があるときは相手のAoE誘った後に展開したりも。
ヘルス5なのでドラゴンファイアポーションや炎の大地のポータル、ブレイズコーラーは気をつけましょう。
7マナ
・炎の大地のポータル
重いけどとにかく強い。
ミラーが多いこの時期は2枚採用以外ありえません。
盤面取ってる時は顔に打つこともしばしばです。
呪文相殺だけはとにかく気をつけましょう。
4.カード代替案・変更案
はじめに採用しなかったカードの理由を書いていきます。
・カバールの下っ端
マーロックパラディンのグリムスケイルのダチ公もそうなんですが、2/1というスタッツが一番ネックです。
場に残ることが少なく、次のターン以降の働きがありません。
メディヴの使者と非常に相性がいいカードですが、このカードが強いのは1~3ターン目くらいの限られた状況のみです。
もっとアグロに寄せる場合は採用が考えられますが、パイロスやアイスブロックを入れたこの型では見送りです。
・スペルベンダー
メイジやローグ相手の除去スペルをスカせます。
一番強いのはパラディンのバフスペルをもらうことです。
しかし僕が回した限りパラディンの数が少なく、それなら呪文相殺が普通に強いという結論に至りました。
パラディンが多いなら一考の余地ありでしょう。
・変身ポーション
序盤はミニオンを横に並べる動きが強く、それなら鏡の住民を使った方が強いと感じました。キリントアのメイジと組み合わせる場合に鏡の住民の方が強いのでこちらは不採用です。
上記のカードに加えて採用の余地があるカードも書いておきます。
・ヨグサロン
我こそは、という人はぜひ。
僕は使っても使われてもいい思い出がないので使う気分にはなれません。
レジェンド上位のシークレットメイジに入れていた人がいました。
考えましたが他にあまり思いつきません。
なにかこのカードは?というカードがあったらぜひtwitterででもなんでも聞いてください。
5.簡単な流れ
この項では、はじめに各ターンにおける有効な動きを示しておきます。
必ずこの行動がいいというわけではありませんが、このような動きを取ることが多くなる、といった意味での流れです。
その後は序盤、中盤、終盤においてどのような試合展開を意識するか、ということを書いておきます。
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1ターン目
マナワーム
(出すものがなく初手にあった場合)おしゃべりな本
2ターン目
魔法学者
パイロス
3ターン目
キリントアのメイジ+秘策
4ターン目
(秘策が残りそうな状況であれば)イセリアルの魔術師
ウォーターエレメンタル
(4コスに下がった)カバールのクリスタルの運び屋
5ターン目
秘策+(2コスに下げた)カバールのクリスタルの運び屋
(キリントアのメイジ)+秘策+メディヴの使者
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このような流れがあることを意識した上でシークレットメイジがどのような試合展開を意識するかを書いていきます。
- 序盤(1~4ターン目)
まず、シークレットメイジはテンポデッキであることを覚えておいてください。ここでのテンポとは、盤面を有利にしていくことを意味します。
序盤はこちらのミニオンを横に並べ、相手のミニオンがいない状況を作りつつヘルスを削っていきます。
この行動を取る理由は、ミニオンとスペルの違いにあります。
スペルは一度しかダメージを出せないことに対して、ミニオンは生き残れば打点を何回も出すことができます。場にミニオンが残るターンが長くなるほどダメージを出せるわけですね。
また、鏡の住民はミニオンが横に並ぶ状況を助け、呪文相殺はスペルによるミニオンの除去を防ぐのに活躍します。
- 中盤(5~7ターン目)
ここが試合展開の分かれ道となるところでしょうか。
序盤に有利盤面を作れている場合は秘策やコストが下がったカバールのクリスタルの運び屋などでそのままゲームエンドまで持っていきましょう。炎の大地のポータルをフェイスに打ち込むことも多々あります。手札にファイアーボールやフロストボルトがある場合、相手にヘルスを回復するカードやアーマーを貯めるカードがあることも考慮した上でヘルスを削りきれる判断ができる時は盤面よりフェイスを優先します。
序盤に拮抗した状況となっている場合はここから盤面を作り出します。秘策+メディヴの使者、コストを下げたカバールのクリスタルの運び屋、炎の大地のポータルなどでミニオンを出しつつテンポを取ります。こういった状況ではファイアーボールやフロストボルトはフェイス用に取っておくのではなく、ミニオンに対して使用する状況も多々あります(特に挑発ミニオン)。
この場合、相手のAoEがくるタイミングでもあります。ミニオンのヘルスはそれを意識して調整しておきましょう。また、そこに呪文相殺を合わせることができるとゲームセットです。これはヒーロー別戦い方にも呪文相殺を合わせたいスペルとしてまとめたいと思います。
- 終盤(8ターン目以降)
シークレットメイジは序盤、中盤で勝負をつけにいくデッキです。
終盤は必ずと言っていいほど手札が切れ、リソース切れします。
しかし、アイスブロック、パイロスが入ったこのデッキは終盤でも戦うことができます(特にミラーで有効)。
中盤、AoEなどで盤面を返された場合や、大型挑発ミニオンで蓋をされた場合はファイアーボール、フロストボルトで残ったヘルスを詰めることになります。または、パイロスやウォーターエレメンタル、炎の大地のポータルで出た高スタッツミニオンで押し切ることになるでしょう。
6.ヒーロー別戦い方
○メイジ
・ディスカバーメイジ
60:40 有利
ミニオンを先に並べることを意識しましょう。
ディスカバーよりもこちらのミニオンのほうが強いです。
火山ポーションには気をつけた上で盤面を取れれば6ターン目まではフェイスを狙っていけるでしょう。
ブリザードが入っている型を最近はよく見かけるのでそこも注意。
メテオもあるので高ヘルスミニオンは
アイスブロックは早く割り、相手に攻めのターンを渡さないようにしましょう。
呪文相殺が非常に強い。
呪文相殺のターゲット
- 炎の大地のポータル
- フレイムストライク
- アイスブロック
- ドロー、発見系
・シークレットメイジ
60:40(僕が使ってた型で)
呪文相殺に炎の大地のポータルを合わせられることは気をつけましょう。
ヘルス3が多いのでメディヴの使者で処理できるミニオンは多いです。
鏡の住民が発動した際に処理するルートは考えておくのが吉です。
勝負がだらだらと続くことが多いですが、そうなるとパイロスが非常に強いです。
ミラーに厚くしたいならぜひ。
呪文相殺のターゲット
- 炎の大地のポータル
- 秘策系
・マーロックパラディン
40:60 不利
このデッキは横並びに対処ができません。
横にずらずら並ぶと始原の秘文でAoE引くしかありません。
あと武器でミニオンが処理されるのがしんどいです。
パラディンに勝ちたいならスペルベンダーを考えた方がいいでしょう。
呪文相殺のターゲット
- 聖別
- 王の祝福
- 剣竜騎乗
・ミッドパラ
40:60 不利
マーロックパラディンと理由は同じです。
また、回復されるのも大きくきつい理由の1つです。
呪文相殺のターゲットはマーロックパラディンと同じ。
○シャーマン
・エレメンタルシャーマン(翡翠も含めて)
45:55 微不利
エレメンタル属性を持つミニオンがスタッツが高いのがきついです。
特にタールクリーパーの突破が難しく、火力スペルを吐かざるを得ない状況が多々あります。
また、回復効果を持つミニオンが多く、スペルで削りきる方針が取りづらいのも苦手な理由となります。
盤面を取り、呪文相殺でAoEを防げれば勝機が見えるでしょう。
呪文相殺のターゲット
- 火山噴火
- ライトニングストーム
○ウォリアー
・挑発(コントロール)ウォリアー
55:45 微有利
相手の2マナ斧とタールクリーパーがつらいですが、立ち上がりが遅く有利な盤面を作りやすいです。
鏡の住民が非常に強く働くことが多いので積極的に狙いましょう。
火力スペルは挑発持ちに吐き、盤面のミニオンで攻めていく展開に持っていきましょう。
8ターン目の始祖ドレイクは要警戒。ここに鏡の住民を合わせるのも。
秘策メイジが流行っているせいか、秘策を食らうものが入ったウォリアーをよく見ます。
盤面さえ取れていれば秘策を食われても問題はあまりないですが、警戒しておきましょう。
呪文相殺のターゲット
- 魚のエサ
- 乱闘
・海賊ウォリアー
50:50 五分
とにかく盤面の処理を優先します。
ファイアーボール、フロストボルトはミニオン処理に躊躇なく使いましょう。
処理さえできればカバールのクリスタルの運び屋、ウォーターエレメンタルなどで返すことができます。
相手の最後のひと押しを呪文相殺で消せることができればok。
呪文相殺のターゲット
- 必殺の一撃
- アップグレード
- ヒロイックストライク
○ドルイド
60:40 有利
タールクリーパーがつらいですが横並びできればミニオンで殴り通せます。
マナ加速をしている間に横並べしましょう。
なぎ払い、始祖ドレイクには注意です。
挑発ウォリアーと同じく、鏡の住民を始祖ドレイクや6/3/6に合わせることができると強いです。
呪文相殺のターゲット
- 滋養
- 練気
・アグロドルイド
50:50 五分
シクレメイジは横並べに対応ができません。
練気を絡めて横に並べてバフが非常にきついです。
海賊ウォリアーと同様にとにかく盤面の処理を優先します。
盤面の処理さえできていれば勝手に相手側はリソースが切れていきます。
動き回るマナを呪文相殺で対処できると完全に勝ちでしょう。
呪文相殺のターゲット
- 動き回るマナ
○ハンター
(デッキタイプの分類はしません)
45:55 微不利
ハンターの方が横に並ぶ速度が早く、断末魔持ちの対処が難しいです。
レイザーモー、猟犬使いなども考えて序盤の盤面は綺麗に処理していく方がよいでしょう。
序盤に盤面を作ることができた方が勝つ勝負となります。
鏡の住民で強いミニオンを持ってこれると有利に勝負を進めることができます。
中盤はハンター側は手札切れを起こしますがヒーローパワーでダメージを与えられるのが強いです。
中盤からは盤面に固執するのではなくフェイスを削ることを意識しましょう。
呪文相殺のターゲット
- 殺しの命令
○ローグ
・クエストローグ
65:35 有利
とにかく30点きっちり削ることを意識します。
序盤はミニオンを並べ、相手がソリティアしている間にフェイスを削りましょう。
メディヴの使者は効果を発揮できなくても2マナミニオンがなければ出します。
呪文相殺でクエスト達成を邪魔しながら相手がクエスト達成するころにはフェイスにスペル打ち込んでゲームセットです。
呪文相殺のターゲット
- クリスタルコア
- 段取り
- 退散
・ミラクルローグ
60:40 有利
こちらもとにかく30点削ることを意識です。
ミニオンの横並べが有効であり、ヘルス3以下も多いのでメディヴの使者も強いです。
今のローグは横並びに対してナイフの雨しか対策がないのでヘルスは2以上を意識しましょう。
相手がちゃりちゃり始める頃にはおそらく虫の息でしょう。
始原の秘文からは動物変身やメテオが取れるといいかも(エドウィンやシェラジンに対しての有効打)。
○プリースト
・ドラゴンプリースト
50:50 五分
相手のミニオンのスタッツが高いのが厄介です。
また、狂気ポーションも非常に厄介です。
序盤は盤面を取りつつ、鏡の住民で強力なミニオンをコピーできると美味い展開に持っていけます。
中盤からは盤面よりもフェイスを詰めることを意識し、火力スペルはフェイスに打ちたいところです。
呪文相殺のターゲット
・サイレンスプリースト
60:40 有利
狂気ポーションが厄介ですが、プリースト側が横並べに対処できません。
ヘルスを増やすカードが厄介なので盤面は処理するように。
攻撃できない持ちのミニオンへの沈黙系スペルを呪文相殺で対処、さまよう無謀のもののタイミングで鏡の住民といった錯乱も有効です。
回復系のカードも入っていないので火力系スペルはフェイスに打ち込むために取っておきたいです。
最悪始原の秘文からメテオか動物変身を引っ張りましょう。
呪文相殺のターゲット
- 沈黙、祓い清め
- 神授の霊力
対戦してません、が、有利だと思います。
デッキタイプ的に。
7.おわり
各マッチアップの有利不利や戦い方を書いてきましたが、このデッキの強みは始原の秘文や秘策などで有利不利を返すことができることです。もちろん、おしゃべりな本や始原の秘文には運が絡み、上級者帯になるほど上手に秘策は処理されます。
しかし、僕が今月ランクマッチで様々なデッキに勝ち越してレジェンドになった通り、様々なデッキと戦うことができる長所を持つのがこのデッキです。
僕が使っている型の他にも様々な型があり、比較的安価に作成できるデッキでもありますのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
長くなりましたがこれでガイドを終わりたいと思います。
では僕は秘策を食らうものを入れたデッキでレジェンドラダーに励みたいと思います。
それでは:)
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